きりえを始めて間もない頃
私のきりえの基盤となる絵を
友の古い町の話の感動を基に
本当は悲しい話だった・・・
私はうわべだけのデザインをし
29歳の時・・・
全国きりえコンクールに出品し
きりえの祖であり審査委員長の
滝平二郎さんから
高い評価の電話を頂戴した
今思えばまだまだの絵だった
制作を続ける中で
このように表現したい・・・
この思いを伝えたい・・・と
最初の感動とは違う方へと
少しずつ修正を続けていった
よりやわらかに優しくなった
だから・・・もう50年近く
その絵の制作を続けている
いつからかシリーズ化して
4パターンになった
同級生の開業医から依頼されて
制作した風景画も修正しながら
勝手に住めば都と・・・
こんな風だろうテレビの知識で
暮らす人への思いを込めて
観る人にその思いが伝わるよう
3パターンの優しい風景画に
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