年に数回、彼と呑む
高校時代の仲間の一人・・・
でも、特別深い仲ではなかった
誰もが知っている会社で出世した
彼は、エリートサラリーマン
二人で呑むようになって
様々に興味津々の人だって知った
・・・先日も二人で呑んだ
いつからか二人きりが当たり前に
私の我がままの性だと彼は言う
これといった話をするでもなく
思いつきの話題で時が過ぎる
もう・・・そろそろこれくらいで
・・・なんて言いながら・・・
やっぱり・・・も一本・・・
いつもそんなだったけれど・・・
「歳の性か呑めなくなったな」
そんな言葉が自然で多くなった
なのに・・・「もう一軒行くか」
「あの店に寄ってからだな」
以前は、お決まりのスナックが
いつも明日になる時間だった
・・・そのお店が閉じて・・・
カラオケタイムがなくなった
私のサラリーマンへの気持ちを
・・・彼は何気なく簡単に
「サラリーマンには向かんな」
私は「そう」・・・聞き流した
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